年に一度は健診を受けよう！！

PSA（前立腺特異抗原）

1.何がわかるか-----基礎知識

• 前立腺肥大症や前立腺がんは、５０才以上の中高年男性に多く見られます。
  前立腺がんは、ほとんど無症状で進行し、尿の出が悪いと気づいた時には、進行がにまで達していることが多い疾患です。
• ＰＳＡは前立腺から分泌される尿白質で、精漿中に多く含まれています。この尿白質は、血液中にもわずかな量が漏出している為、前立腺肥大や前立腺がん等の疾患になると血液中にＰＳＡの増加が認められるようになります。
• ＰＳＡの値は症状に比例して上昇がみられます。

2.異常値-----疑われる病気や異常

• 高値の場合
  • 正常、前立腺肥大症（早期の前立腺がん）（ＰＳＡ値　４．０ng/ml以下）
  • 前立腺肥大症、急性前立腺炎、早期前立腺がん（ＰＳＡ値　４．１〜１０．０ng/ml以下）
  • 早期〜進行性前立腺がん（ＰＳＡ値　１０．１ng/ml以上）

　　＜検査の注意事項＞
　　　　　・前立腺・泌尿器系の疾患治療中の方
　　　　　・長い間寝たきりの方
　　　　　・激しい運動直後の方

3.どうすればよいか-----日常生活上の注意

• 異常値が見られた場合、泌尿器科で前立腺の詳しい検査を受けて下さい。
• 前立腺の直接の検査は、肛門から手指を入れて行う触診です。また必要により、膀胱・尿道の造影なども行います。
• 前立腺触診、前立腺超音波診断等でがんが疑われる場合、生検を行って確定診断がつけられます。

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